フリーランニング


11日ぶりの更新となりました。コンスタントに記事を書き続けるのはほんとに難しい。文章の構成やら書き出しをあれこれ考えているうちに気持ちが萎えてしまう毎度のパターンにはまってしまいました。

さて、この前の日曜日にサテライトの全日が始まりました。一回戦ではケルビトに3-1、2回戦でもgatt2008を5-2で下し、見事ベスト8入りを果たしてくれました。

10分ハーフ・ノックアウト形式。この特殊な条件の元で、先制逃げ切りのゲームプランを掲げ、最後まで激しくプレスをかけ続け続けたことが、格上のケルビトに勝つことができた要因でしょう。


この日、特に印象に残る活躍を見せた選手が2人います。1回生の安田と種田です。安田はアジリティが高く、スピードに乗った突破から何度もチャンスを作り出していました。種田はケルビト戦の先制点を始め決定力の高さを証明しました。2人とも将来同志社を背負う選手に成長してくれることでしょう。そのためには1日でも早くトップチームに昇格できるよう努力してほしいと思います。


今大会、全日本ユースフットサル大会に京都府代表として出場した久御山高校サッカー部が出場していました。久御山高校は残念ながら1回戦でgatt2008に1-5で敗れてしまいましたが、非常に高い個人技を持っている選手がいて、1対1では社会人相手に十分通用していました。


ユース年代でも日本代表を組織することになり、先日代表候補による合宿も行われていたようです。こうした取り組みは高校生にもフットサルに目を向けてもらう良いきっかけになるはずです。

しかし、ユース年代にフットサルが浸透するにはまだまだ時間がかかるような気がします。というのも、全日本ユースフットサル大会の映像を見たところ、ミニサッカーに近いチームが多いなという印象を受けたからです。もちろん作陽高校のサインプレーなどフットサルを研究しているなと思わせるチームもありましたが、残念ながらそれはほんの一部のように見受けられました。


フットサル経験がサッカーにプラスの影響を与える。これは前にも書きましたが、JFAもフットサルの影響力について肯定的な考えを持っているからこそ、ユース年代の日本代表を組織するなどのアクションを起こしたのだと個人的には考えています。


問題はフットサルをフットサルとして取り組まなければ大きな進歩はないということです。サッカーの延長としてプレーしていても、それはただのミニサッカーにすぎません。もちろん狭いコートでのプレーは判断力を高める効果はあるでしょう。しかし、フットサルを通じて培われる最も大きな能力は他にあるように思います。それは「スペースを作り出す」こと、つまりフリーランニング能力にあると僕は考えいています。


フットサルでは味方がフリーでボールを受けられるように自らがDFを引き連れて移動し、パスコースや味方がドリブルするスペースを空ける動きを繰り返し行います。そうしないと狭いコートでプレーするフットサルではフリーでボールを受けたり、シュートを打ったりすることが難しいからです。この動きは狭いコートを如何に有効に使って攻めるかが大きな要素となるフットサルでは必ず要求されるものですが、もちろんサッカーでも密集した場面を切り抜けるために有効であるはずです。


しかし、長年サッカーを経験してきた選手でも初めからフリーランニングが上手にできる(しようとする)選手に出会ったことはありません。同志社大学フットサルクラブTREBOLにも近年、サッカーの強豪校から入団してくる選手が出てくるようになりましたが、このスペースを空ける動きを初めから理解している選手は皆無です。


また、先日行われた全日本大学フットサル大会でもサッカー部のチームが出場していました。彼らは個人能力が高くボールを扱う技術やドリブル能力は非常に高いものの、選手自体のフリーランニングが少ないため相手DFをうまく動かしてスペースを作り出すことができず、攻撃は強引なピボ当てか個人技頼りのドリブル勝負に終始していた印象を受けました。


端的に言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、フットサルが「スペースを作り出す」のに対してミニサッカーは「スペースを見つける」と表現できるかもしれません。スペースが見つからない場合、ミニサッカースタイルでは行き詰まってしまうのです。


スペースがなければ「創り出す」。この創造性を日本のサッカー選手が当たり前のように持つようになれば日本のサッカーはもっと強くなる。そう思えてなりません。


















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