神戸×同志社の決勝は必然か



遅ればせながら先日の全日本大学フットサル大会関西大会の記事を書こうと思います。

結果は周知の通り神戸大学が優勝。5年ぶり8回目の全国大会出場を決めました。

神戸大のココイチの勝負強さはさすがの一言。同志社も敗れはしたものの、神戸大との決勝戦は流れによってどちらに転んでもおかしくない試合だったと思います。

関西学生リーグの運営に関わり始めてから同志社の試合を客観的に見られるようになりましたが、決勝の敗因を挙げるとすれば、相手に戦い方を研究されていたこと、昨年からの戦い方を変えることができなかったことでしょうか。

主力の多くを占める4回生が離脱する来年は嫌でも戦い方を再構築しなくてはならなくなるでしょう。再び生みの苦しみを味わうことになると思いますが、それを乗り越えて更に強いチームを作り上げてほしい。そう願っています。


さて、結果的に決勝の舞台に残ったのは関西社会人リーグ1部に属する2チームとなりました。

これは偶然でしょうか?

偶然でないとしたら、神戸大と同志社にあって他のチームになかったものは何か、ということになります。

結果論と言われたらそれまでですが、試合を見ていてこの2チームが決勝に残ったのは必然だったと思わせる点が2つありました。これは両方チームに共通しているものです。

1つ目は「1点にこだわる姿勢」です。

同志社は決定戦へ進むために勝たなくてはならない立命館戦で、前半立ち上がりから1分半で3点を奪うなど幸先良いスタートを切りました。しかし、注目すべきはここではなく、その後の同志社の姿勢です。

同志社はその後も追加点を奪い、前半終了時点で4-0と15分ハーフの試合としては試合を半ば決めたと言っていいところまでもっていくのですが、選手たちは後半の終盤になってもプレスを緩めることなくかけ続けます。

その球際の激しさは5-0となった後半残り3分の時点で5ファールをためてしまうほどで、「1点もやらない」という気迫を強く感じさせるものでした。

長らく同志社を見てきていますが、この点は近年の同志社には見られなかったものです。

同じことは神戸大にも言えます。神戸大は大方の予想通り2連勝でグループリーグを突破するのですが、1試合目を10-0、2試合目を4-0といずれも無失点で切り抜けています。

世間一般では10点も取れば1〜2失点はしてしまうチームが多いのですが、神戸大はそれをさせなかった。まして2試合目は負けてもほぼ決定戦進出が決まる試合。厳しい戦いが予想される決定戦へ備えて主力の温存ということもあったかと思います。


神戸大と同志社に共通するもの。2つ目は1得点1失点に一喜一憂せず、1試合を通して、ある意味淡々とプレーできるということです。

それには失点しても動じない、また、得点しても慢心しないという強いメンタリティが必要となってきます。

勝っていても点差に関係なく淡々と攻め続け、試合終了まで次の得点を狙い続ける。神戸大の帝塚山大戦、同志社の立命館大戦で感じさせた非情なまでの攻めの姿勢も、関西リーグという厳しい環境で生き残るためにもがき苦しむ中で、自ずと身につけたものでしょう。

これらは勢いに乗れば凄まじい力を発揮するが、連続失点によるディフェンス崩壊もある「学生らしさ」から脱却した安定感を感じさせるものです。

この安定感をもったチームがもっと増えてくれば関西学生リーグはもっと価値あるものになるはずです。

そのためには1チームでも多く関西リーグに上がってほしいと願っています。

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